Apple Intelligenceは生成AI初心者の救世主？Macユーザーが「作文ツール」を本音レビュー

皆さん、こんにちは！ついに来ましたね！Apple Intelligenceの日本語対応！

このニュースを聞いて、私は久々にワクワクが止まりませんでした。残念ながら、私が今持っているiPhoneやiPadは非対応機種なのですが、幸いにも愛用のMacBook Air（M1チップ搭載）が対応していたので、これは試すしかない！と早速飛びついてみました。

今回は、Apple Intelligenceの数ある機能の中から、私が特に注目して試してみた「作文ツール」について、その正直な使い心地と、これが多くの人にとって生成AIをぐっと身近にする大きな一歩になるかもしれない、という可能性について、熱く語らせていただきたいと思います。

まずはココをチェック！あなたのAppleデバイスは対応してる？

「Apple Intelligence、使ってみたい！」と思っても、実はまだ使えるデバイスが限られています。まるで選ばれし者だけが使える魔法みたいですね（笑）。

現在の対応機種は以下の通りです。

Mac: M1チップ以降を搭載したモデル
iPad: A17 pro チップ以降を搭載したモデル（ただし、最新の無印iPad以外は対応）、またはM1チップ以降を搭載したモデル
iPhone: A17 Proチップ以降を搭載したモデル（iPhone 15 Pro/Pro Maxなど）

つまり、ここ1年くらいで発売された比較的新しい、高性能な機種でないと使えないということになります。私のMacBook AirがM1チップ搭載でギリギリセーフだった時は、思わずガッツポーズが出ました！

もしご自身のiPhone、iPad、MacがApple Intelligenceに対応しているか気になる方は、Appleの公式サイトで最新情報を確認してみてくださいね。

今回の主役は「作文ツール」！具体的に何ができるの？

Apple Intelligenceには、画像生成機能の「イメージプレイグラウンド」など、他にも魅力的な機能があるようですが、私が今回真っ先に試したのは、日々の作業で一番役立ちそうな「作文ツール」です。

これは、簡単に言うと「あなたが書いた文章を、AIの力でもっと魅力的に、もっと分かりやすくするための強力なアシスタント」です。具体的には、こんなことができます。

要約: 長いメールやレポートを、要点を押さえてキュッと短くまとめてくれる。
ニュアンス変更: 硬い文章を「フレンドリー」に、カジュアルな文章を「丁寧」に、といった具合に、文章のトーンを自由に変えられる。
構成の提案・修正: 文章の構成に悩んだ時、より分かりやすい流れを提案してくれたり、修正を手伝ってくれたりする。
書き直し: 同じ内容でも、別の表現で書き直してくれるので、より適切な言葉を見つけやすい。

「ブログ記事の冒頭、どう書こう…」「このメールの返信、失礼にならないかな…」なんて時に、まさに「かゆいところに手が届く」機能ですよね。

ちなみに、全くゼロから文章を作成したり、もっと複雑な指示で長文を書いてもらったりする場合は、Apple Intelligenceだけでなく、OpenAIのChatGPTが連携して使われることもあるそうです。Apple Intelligenceの「作文ツール」は、あくまで「今ある文章を編集・改善する」ことに特化しているイメージですね。

生成AIを使う上での最大の安心感：Apple Intelligenceの「セキュリティ」

生成AIが便利だと分かっていても、やっぱり気になるのが「セキュリティ」や「プライバシー」ですよね。「入力した情報がどこかに漏れたり、悪用されたりしないかな…」と、ちょっと不安を感じる方も少なくないはずです。

一般的なクラウドベースの生成AI（ChatGTPやGeminiなど）は、入力した情報がインターネット経由でサーバーに送られて処理されます。だから、個人情報や会社の機密情報をうっかり入力するのは避けた方が良い、と言われることが多いんです。

でも、Apple Intelligenceのすごいところは、できる限り多くのAI処理を、あなたのiPhoneやMac、iPadといった「自分の持っている端末の中」で完結させるように設計されている点です。

これにより、あなたの大切なデータが外部に流出するリスクを大幅に減らすことができるんです。これは、個人情報や機密情報を含む可能性のある文章でも、比較的安心してAIのサポートを受けられるということ。この「端末内処理によるセキュリティの高さ」こそ、Apple Intelligenceの最大のメリットであり、Appleらしいこだわりだと感じました。

Macで「作文ツール」を使ってみた正直レビュー：「無難に使える」が、実はすごい！

さて、実際にMacで作文ツールを数十分ほど使ってみた、私の超正直な感想をお伝えします。それは…

「無難に使える！」

です。（あれ？期待してたのと違う？と思った方、すみません！笑）

正直、最初は「メモアプリとか、特定のApple純正アプリでしか使えないのかな？それだとちょっと限定的だな…」と思っていたんです。でも、試してみたら嬉しい驚き！

メモ、テキストエディタ、そしてなんとメールアプリでも、要約や書き直し機能がサクッと使えたんです。特にメールで使えるのは本当に便利すぎます！「このメール、もっと丁寧に書き直したいな」「長すぎたから要約して相手に負担をかけないようにしよう」なんて時に、アプリを切り替えたり、別のAIツールを開いたりする手間なく、その場でパッと使えるのは、想像以上に快適でした。

これは、Apple IntelligenceがOSレベルで深く統合されている証拠かもしれません。もしかしたら、これからもっと色々なアプリで、この「作文ツール」が使えるようになる可能性もありますね。

私の言う「無難に使える」というのは、決して機能が平凡という意味ではありません。むしろ、「特別な操作を覚える必要がなく、普段あなたが使っているアプリの中で、まるで最初から搭載されていた機能のように自然に使える」ということ。これが、Apple Intelligenceの、そして「作文ツール」の最大の強みだと感じました。

これって、生成AIを使ったことがない人への最高の「入り口」じゃないか？

この作文ツールを使っているうちに、ふと「これって、一体誰のために作られた機能なんだろう？」と考えました。

普段から高度な生成AIツール（ChatGPTの有料版やClaudeなど）を使いこなしている人にとっては、機能がシンプルすぎて物足りなく感じるかもしれません。

でも、考えてみてください。

最近、「生成AIってすごいらしいよ！」「AIで仕事が変わるらしい！」という話はよく聞くけれど、「具体的に何ができるの？」「どうやって使うの？」「なんだか難しそう…」「情報漏洩が怖い…」と感じて、まだ一歩踏み出せていない方、結構多いのではないでしょうか？特に日本では、新しいITツールに詳しい人とそうでない人の間に、ちょっとした情報格差や心理的な壁があるように感じることがあります。

Apple Intelligenceの「作文ツール」は、まさにそういった「生成AIに興味はあるけど、まだ使ったことがない」「難しそうだと感じている」「セキュリティが不安」という方にとって、生成AIの世界へ踏み出すための、最高の「入り口」になるんじゃないか、と強く感じました。

文章の要約や書き直しといった、日常的に誰もが経験する「ちょっと面倒だな」「もっとうまくできないかな」と思う作業を、驚くほど手軽に手伝ってくれる。しかも、Appleの厳しいセキュリティ基準の中で、安心して使える。

「生成AIって、こんなに簡単に使えるんだ！」「怖いものじゃなかったんだ！」という成功体験を、多くのAppleユーザーに届けられる可能性を秘めていると思います。これは、日本の多くの人々が生成AIを日常的に使うようになるための、大きな後押しになるかもしれません。

今後の期待：iPhoneでの使い心地と、広がる可能性

今回はMacで「作文ツール」を中心に試しましたが、Apple Intelligenceには画像生成機能（イメージプレイグラウンド）や、Siriの進化など、他にも色々な機能があるようです。これらはまだ試せていないので、これからじっくり検証していきたいと思っています。

そして、やっぱり一番気になるのは、iPhoneでの使用感です。残念ながら私のiPhoneは非対応なのですが、もしiPhoneでメールやメモ、メッセージアプリなどで「作文ツール」が手軽に使えるようになったら…想像しただけでワクワクします！移動中やちょっとした隙間時間にも、文章作成のサポートを受けられるようになれば、さらに多くの人が生成AIの恩恵を受けられるはずです。

Macでの使用も、これからも続けて、もっと色々な使い方を発見していきたいです。「作文ツール」は、まさに「かゆいところに手が届く」ような、日常のちょっとした文章作業の効率化に、きっと役立ってくれるはずです。