データ管理を劇的に楽に!中小企業・フリーランス必見のNAS活用術

こんにちは!今回は、中小企業やフリーランスの方々にとって、作業効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めた「NAS(Network Attached Storage)」について、その魅力や活用方法を徹底解説します。

目次

NASって一体何?ファイルサーバーとの違いは?

NASとは、簡単に言うと「ネットワークに接続できるハードディスク」のこと。まるで小さなデータセンターを自宅やオフィスに置くようなイメージです。ファイルサーバーと似た機能を持つNASですが、専門的な知識がなくても手軽に導入・設定できる点が大きな魅力ですね。

NASを使えば、複数のパソコンやスマートフォン、タブレットで、写真や動画、書類などのデータを共有・保存できます。まるで自分専用のクラウドストレージを持つような感覚ですね。

最近では、NASを販売している各会社がそれぞれスマホやPC用のアプリを作成していることが多いと感じています。それによってより難しい操作がいらない。より簡単に操作ができるようになっています。

なぜ中小企業やフリーランスにNASがおすすめなの?

1. データ共有がスムーズになる

プロジェクトメンバー間でのファイル共有が格段に楽になります。今までメールに添付したり、USBメモリで受け渡していたデータも、NAS上に保存するだけで、誰でもアクセスできるようになります。

うちにはWindows、Mac、iPhone、iPadとあらゆるOSがありますが、そんなこと関係なくファイルにアクセスできるのはありがたいです。

2. バックアップ体制が強化される

大切なデータをNASに保存しておけば、万が一パソコンが故障しても安心。NASに保存されたデータは、自動的にバックアップされる設定も可能です。

3. クラウドストレージの利用料金を節約できる

DropboxやGoogle Driveなどのクラウドストレージは便利ですが、容量が増えるほど利用料金も高くなります。NASを導入すれば、初期費用はかかりますが、長期的に見るとコストを抑えることができます。

実際私は、iCloudの一番安いプラン(月額150円の50GB)ぐらいしか契約していないです。ほぼ自宅のNASで事足りてる感じですね。

4. 外出先からもデータにアクセスできる

NASによっては、外出先からスマートフォンやタブレットを使ってデータにアクセスできる機能があります。急な資料の確認や編集が必要になった時でも、オフィスにいるのと同じように作業できます。

個人的にはこの機能によく助けられることがあります。私は外で仕事をする時にはipadを使うことが多いのですが、必要なファイルをipadに入れ忘れててもネットがあればipadでそのファイルにアクセスできるので非常に重宝しています。

NAS選びのポイント:ハードディスク内蔵型 vs 自分で選ぶ?

NASには、最初からハードディスクが内蔵されているタイプと、自分で別途購入して取り付けるタイプがあります。

– ハードディスク内蔵型

  • メリット: 設定が簡単で、初心者にもおすすめ。
  • デメリット: カスタマイズ性が低い。

– ハードディスクを自分で選ぶタイプ

  • メリット: 高機能な製品が多く、セキュリティ設定なども細かくカスタマイズできる。
  • デメリット: 設定がやや難しい。

パソコンに詳しい方や、細かく設定をしたい方は、ハードディスクを自分で選ぶタイプがおすすめです。初心者の方や、手軽に導入したい方は、ハードディスク内蔵型を選ぶと良いでしょう。

NAS製品比較表

別途ハードディスクが必要なNAS製

下記の表のものはNAS本体の価格にプラスして別途ハードディスクを購入する必要があります。それから、NASにハードディスクを設置する必要があるのでご注意ください。

メーカー製品名ベイ数特徴推奨用途
SynologyDiskStation DS224+2自動RAID機能、アプリによる遠隔操作対応ホームシアター、個人向け
QNAPTS-4644拡張ユニット接続可能、2.5GbE LAN搭載ビジネス用途
ASUSTORLockerstor 44高速データ転送、メディアストリーミング対応クリエイター向け
TerraMasterF4-2234コストパフォーマンスに優れ、簡易的な設定が可能小規模企業から家庭用

ハードディスク組み込み済み NAS製品

最初からハードディスクが入っているタイプになります。初心者の方やパソコンに詳しくない方などは、最初からハードディスクが入っているものを購入するのが良いと思います。ちゃんと説明書にセットアップ方法も書いてあったりします。

メーカー製品名内蔵HDD数主な特徴
バッファローLinkStation LS220DGシリーズ2メディアサーバー機能、DLNA対応
SynologyBeeStation1 (4TB)簡単セットアップ、クラウド連携

NASの価格帯

NASの価格帯は、規模や機能によって大きく異なります。

– 一般家庭向け (数名程度)

  • 2万円~5万円程度
  • 安価で手を出しやすいモデルが多数

– 小規模向け (数名程度)

  • 3万円~10万円程度
  • 3、4万円台のエントリーモデルから、10万円以下のミドルレンジモデルが人気

– 中規模向け (数十名程度)

  • 10万円以上
  • セキュリティ機能やアクセス性能が高いモデルがおすすめ

個人的になりますが、最近のおすすめで言うとSynologyのNASでBeeStationというNASがあります。これはお手軽で使いやすいです。値段も大体4万円ぐらいで、ハードディスクも4TBの容量があり普通はこれで事足りると思います。

NAS活用の幅を広げる!便利な機能紹介

1. アプリで簡単データ管理

これは私が使っているSynologyのNASの例となります。私が使用しているのはDS218playというモデルで、2020年の3月から使い始めているNASになります。

Synologyでは、スマートフォンやタブレットでNASを操作できる便利なアプリを提供しています。

パソコン用、スマホ用、タブレット用のアプリなどがあります。これらのアプリは、パソコンやスマホ、タブレットとNASのデータを同期させてくれます。

事前に特定のフォルダの内容はパソコンと同期するといった設定をしておくと、そのフォルダにデータを入れるだけで自動的にNASのほうにバックアップされるようになります。

もちろんそのデータをスマホやタブレットなどにも同期できるので、非常に楽にデータ管理ができます。データのやり取りも、わざわざアップロードを意識しなくてもできるようになります。

それ以外にも、僕が使っているSynologyのNASでは、スマホの写真や動画を管理するアプリもあります。これをiPhoneに入れれば、自動的に写真や動画をバックアップしてくれる機能が付いています。

バックアップしたものはローカルの、例えばiPhoneで言うと写真アプリから消去しても、NASのバックアップデータが残っているので、スマホの容量を節約できます。

あとは、このNASの機能として、外部からでもデータを取り出すことができます(別途設定は必要)。特定の人のみにファイルを共有したいという場合も、そのファイルだけ家の外から、特定の人物に対してデータを見れるように設定したりも可能です。

2. サーバー機能の拡張

NASによっては、Docker Composeなどの機能を使って、Webサーバーやブログなどを構築できます。

3. セキュリティ対策

NASには、アクセス制限や暗号化などのセキュリティ機能が搭載されています。大切なデータを守るために、適切な設定を行いましょう。

あとできれば、発売してからあまり日が経っていない新型の方が正直良いと思っています。まぁ、古い機種などでも基本は大丈夫なのですが、最新のものだとメモリの容量やCPUの強さが強化されているので、昔のものより今のものの方が断然性能が上がっています。私が使っているSynologyのNASもさすがに4、5年経つので、個人的には性能の高い新しいNASが欲しいなと思っています。

NAS導入の注意点

NASは便利なツールですが、導入前に以下の点に注意しましょう。

  • 必要な容量を計算する
  • 設置場所を確保する
  • セキュリティ対策をしっかりと行う
  • 定期的なメンテナンスを忘れずに行う

NAS導入に関する相談も承ります!

今回はこんな感じで、NASの話をしていきました。

一部ですが私が使っている使用感みたいなことも書かせていただきました。簡単な話から、少し難しい話も出て来ましたが、もしよろしければNAS導入する検討をしてみてください。

NASは導入するとデータ管理がとても楽になります。もし、NASの導入や設定でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。皆様のビジネスがよりスムーズに進むよう、全力でサポートさせていただきます!

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