前回のブログでは、WWDC 2024で発表されたiOS 18とwatchOS 11についてお話ししました。今回はその後編…というか、個人的に今回のWWDC発表で一番「キタ!」と感じた、iPadOS 18について、その衝撃と期待を熱く語らせてください!
正直、今回の発表で私が一番興味を持ち、率直に「これはいいな!」「ヤバい!」と感じたのが、このiPadOS 18なんです。
iPadOS 18、あなたのiPadは対応してる?まずはここをチェック!
さて、このワクワクする新しいiPadOS 18が、どのiPadで使えるのか気になりますよね?
対応機種は以下の通りです。
- M1チップ以降のMシリーズチップ搭載モデル
- A16 Bionic以降のチップ搭載モデル
意外だったのは、iPad miniが第5世代以降に対応している点です。iPad(無印)は第8世代以降ということで、比較的多くの機種でこの進化を体験できるようになるのは嬉しいポイントではないでしょうか。もしあなたのiPadがこれらのモデルなら、新しいiPad体験が待っていますよ!
今、AppleのiPadOS 18プレビューページをリアルタイムで見ながら、特に「これは!」と思ったポイントをいくつかピックアップしてお話ししていきます。
見た目の変化から、iPadの可能性を広げる「PCライク」な新機能たち
iPadOS 18では、デザインの刷新から、iPadの使い方の根幹に関わる機能まで、様々な進化があります。
- 「Liquid Glass」で見た目がより美しく?
まず、インターフェースの見た目が少し変わるようです。「Liquid Glass」という、まるでガラスのような透明感と滑らかさをテーマにした新しいデザインが採用されるとのこと。どんな風に変わるのか、実際に見てみるのが楽しみです。 - ファイル管理機能も進化!探し物がもっと簡単に
ファイル管理機能も強化されます。Windowsのエクスプローラーのように、ファイルシステムやフォルダをツリー構造で管理する機能が進化し、特定のフォルダにどこからでも素早くアクセスできるようになるようです。これは日々の作業効率に直結しそうですね。 - Macユーザー歓喜!あの「プレビュー」アプリがiPadにやってくる!
個人的に、これも意外で「これはいいな!」と強く思った機能です。Macに標準搭載されているPDFビューア・編集アプリ「プレビュー」が、なんとiPadOS(そしてiOS)でも使えるようになります! プレビューは、単にPDFを見るだけでなく、PDFへの書き込みやページの並べ替えといった簡単な編集が直感的にできるのが、Macユーザーにとっては手放せない強力なツールなんです。iPadとApple Pencilがあれば、PDFに直接手書きでメモを書き込んだり、修正指示を入れたりするのが格段に楽になるでしょう。これはiPadでPDFを扱う方にとっては革命的かもしれません。本当に重宝する機能になるのではないかと期待しています。これ以外の機能もあるかもしれないので、実際に触って、その便利さを確かめるのが待ちきれません!
iPadがPCに大接近!マルチタスクとメニューバーの衝撃
さて、iPadOS 18の最大の目玉と言えるのが、マルチタスク機能の劇的な進化です。これまでのiPadOSでは、画面を2分割したり、「Split View」や「Slide Over」で小さなウィンドウを重ねたりといったマルチタスクが可能でした。これがiPadOS 18でさらにパワーアップします!
プレビューでは6画面表示の例も出ていましたが、それだけでなく、まるでWindowsやMacのように、アプリのウィンドウを自由に重ねたり並べたりできるようになるようです。この変化は、iPadが「パソコン」という存在にかなり近づいた、という印象を強く受けます。これがどれだけ使いやすさに繋がるのか、非常に楽しみです。
それに加えて、ついに「メニューバー」が搭載されます!パソコンに慣れている方ならお馴染みですが、アプリの一番上に「ファイル」「編集」「表示」といった項目が並ぶ、あのメニューバーです。今までのiPadOSには、基本的にこの概念がありませんでした(一部アプリには似た機能がありましたが)。
このメニューバーが追加されることで、操作感がパソコンに近づき、今まで機能的に制限されていた部分がある程度開放され、アプリの機能にアクセスしやすくなることで、自由度が格段に増すのではないかと予想しています。
- 純正アプリへの期待大!
特に期待しているのが、Apple純正アプリの使い勝手向上です。KeynoteやPagesといったアプリは、Mac版の方が機能が豊富なんです。Mac版で作ったものをiPadで見ても表示はされますが、細かい設定項目が見当たらなかったりすることがありました。「Macではできるはずの設定がiPadではできない」という経験があったので、このメニューバーの追加によって、そういった部分が解消され、iPadでもより高度な編集ができるようになるのではないかと期待しています。純正アプリだけでなく、他のアプリでも、使い勝手がどう変わるのか、本当に楽しみです!これは私の中で、iPadOS 18の最も大きな変化の一つだと感じています。
さらに便利に!Dockフォルダとバックグラウンドタスク
先ほど少し触れましたが、Dock上にフォルダを置くことで、その中身をDockから直接覗ける機能が追加されます。これはMacにもある機能のiPadOS版といった感じですね。
個人的には、いくつもフォルダをDockに置けるのかどうかが気になります。もし複数置けるなら、かなり画期的で使い勝手が良くなると思います。これもどこまでパソコンライクな使い方ができるかによって評価が変わってきそうなので、触ってからのお楽しみです。また、フォルダの色を変えたり、アイコンを付けたりもできるようになるそうです。見た目も整理しやすくなりますね。
そして、おそらくこのウィンドウシステムのパワーアップによって可能になったのだと思いますが、「バックグラウンドタスク」という機能が搭載されます。これは、パソコンでは当たり前の機能ですが、今までのiPadOSは、基本的に前面に表示されている一つのアプリを集中的に処理するというコンセプトでした。
しかし、iPadOS 18からは、裏で動いているアプリも処理を継続できるようになります。例えば、動画の書き出しをしている最中に、別のアプリを前面で操作するといったことが可能になります。これは、複数の作業を並行して行う際に、待ち時間が減り、作業効率が格段に上がることを意味します。iPadをより本格的な作業ツールとして使う上で、非常に大きな進化だと思います。ただし、おそらくこの機能に対応しているアプリとそうでないアプリが出てくると思うので、全てのアプリでバックグラウンドタスクができるわけではないだろうと予想しています。これも実際に使ってみないと分からない部分ですね。OSの仕組みが大きく変わったように感じるので、アプリ側での対応も必要になるかもしれません。
まとめ:iPadOS 18はiPadの可能性をどこまで広げるのか?未来が待ちきれない!
その他、個人的には発表されたばかりのApple Intelligenceが、この新しいiPadOS上でどのように進化し、私たちのiPad体験をどう変えてくれるのか、という点も気になるところです。AIがiPadの「パソコン化」とどう融合していくのか、非常に楽しみです。その辺りは、リリースされてからのお楽しみですね。
なんだかんだで、もう7月。iPadOS 18の正式リリースは、OSのアップデートサイクルから考えると、おそらく10月頃になるのではないかと予想しています。新しいiPadOS 18が、私たちのiPadでの作業やクリエイティブ活動をどう変えてくれるのか、今からリリースが待ちきれません!
今回のiPadOS 18の進化は、iPadを単なるタブレットとしてだけでなく、よりパワフルなクリエイティブツール、そして仕事のパートナーとして活用したいと考えている多くの人にとって、大きな希望となるはずです。特に、マルチタスクやメニューバーといったPCライクな機能の搭載は、「iPadでここまでできるのか!」という驚きと、新たな可能性を感じさせてくれます。
もしあなたが今、iPadの活用に限界を感じていたり、もっと効率的に作業したいと考えているなら、iPadOS 18は間違いなくそのブレークスルーになるかもしれません。リリースされたら、ぜひ新しい機能を試して、あなたのiPadの可能性を最大限に引き出してみてください。きっと、これまで以上にiPadが手放せなくなるはずです。